戦略とインテリジェンス

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2013年 12月 18日

国家安全保障戦略(インテリジェンス)

昨日、閣議決定した国家安全保障戦略のインテリジェンス関連部分について

http://www.mod.go.jp/j/approach/

agenda/guideline/pdf/security_

strategy.pdf


「国家安全保障に関する政策判断を的確に支えるため、人的情報、公開情報、電波情報、画像情報等、多様な情報源に関する情報収集能力を抜本的に強化する。また、各種情報を融合・処理した地理空間情報の活用 も進める。さらに、高度な能力を有する情報専門家の育成を始めとする人的基盤の強化等により、情報分析・集約・共有機能を高め、政府が保有するあらゆる情報手段を活用した総合的な分析(オール・ソース・アナリシス) を推進する。加えて、外交・安全保障政策の司令塔となるNSCに資料・情報を適時に提供し、政策に適切に反映していくこと等を通じ、情報サイクルを効果的に稼働させる。こうした情報機能を支えるため、特定秘密の保護に関する法律(平成 25年法律第108号)の下、政府横断的な情報保全体制の整備等を通 じ、カウンター・インテリジェンス機能を強化する。 」


要点は、収集、分析、情報共有の強化ということですな。また、情報専門官の育成を強調しているところをみると、インテリジェンスにおける人間の認知能力の重要性をよく認識しているように見えます。ただ、過去のエントリでも示したように、情報に失敗しないためには分析官の能力の他に、政策決定者や作戦立案者のインテリジェンスに対する十分な理解と的確な情報要求が必要なんですよね。また、カスタマーがインテリジェンスの限界や優先順位を認識し、分析官に必要以上にプレッシャーをかけたり、個人的趣味のような情報を要求しないことも大事ですね。こうした点を指導者になる人材に対してしっかり教育してもらいたいと思います。


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by Imperialnavy | 2013-12-18 20:02 | その他 | Comments(0)


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