戦略とインテリジェンス

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2013年 12月 11日

アメリカの対外政策(スパイクマン)

ニコラス・J・スパイクマン『平和の地政学-アメリカ世界戦略の原点-』扶養書房出版、2008年。
(1944年に出版された本の全訳版)

129頁「地政学的な分析から考えると、アメリカは地理的に包囲されているように見える。(中略)この国の安全と独立を守るために必要なのは、ユーラシア大陸にある国家がヨーロッパとアジアで圧倒的かつ支配的な立場を獲得するのを不可能にするような対外政策の継続だ」

132頁「我々が戦っている目的の一つはユーラシア大陸のパワーの均衡にあり、我々が勝った後の目的も、そのような均衡状態の達成と維持にある。したがって、アメリカの国益はリムランド統一への動きを阻止する国家たちと、引き続き協力関係を維持していくことにある。」

アメリカの対外政策の「前提」を考える上で参考となる内容です。戦後の前方展開戦略そのものですね。ところで、この文書、戦争が終わる前に書かれています・・アメリカの戦略的思考の一端が少し分かる気がします。
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by Imperialnavy | 2013-12-11 18:07 | 戦略インテリジェンス | Comments(0)


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