戦略とインテリジェンス

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2013年 08月 27日

バックパッシングとバンドワゴン

ランドル・L・シュウェラー「第10章 同盟の概念」船橋洋一編著『同盟の比較研究』より引用

◯バックパッシング(ただ乗りの一形態)
脅威の矛先を他国に向けたり、脇役にとどまるという方法でバランスをとるためのコストを発生させないことで利益を得る方法。防衛的国家/同盟が侵略者からの攻撃のほとんどを引き受け、その過程で侵略者を決定的に痛めつけている間に安全に傍観するというもの。
◯バンドワゴン
強い側の同盟に加わること。防衛的バンドワゴン(弱小国が無駄な戦争のコストを避けるため大国に屈服して同盟すること。)、ジャッカル的バンドワゴン(弱い現状不満国が現状不満国のリーダーを支持することと引き換えに、変更後の分け前を得るため、当該リーダーにバンドワゴンすること。)、パイリングオン・バンドワゴン(戦いの結果が確定した後に、勝利者側にバンドワゴンして分け前にあずかること。)の三種があり、後の二つはバックパッシングの一形態

最近の韓国の親中反日姿勢を分析する際に参考になりそうです。
なお、高麗時代や李氏朝鮮時代の「事大交隣」外交は、言わば防衛的バンドワゴンを中華帝国にしていたということでしょうか。
ちなみに、韓国メディアは、日本が軍事大国となって侵略してくる可能性を毎日のように報じていますが、不思議と中国艦艇の外洋展開や軍拡といった中国の軍事的脅威についてはあまり報じていないように見受けられます。やはり「見たくないものは見えない」という心理なんでしょうかねぇ。
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by Imperialnavy | 2013-08-27 00:09 | 戦略インテリジェンス | Comments(0)


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