戦略とインテリジェンス

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2013年 08月 25日

リアリズム その2

ジョン J ミアシャイマー『大国政治の悲劇 米中は必ず衝突する❗ 』五月書房 2007年
より引用

以下の問いに対する代表的リアリストの考え
①国家にパワーを求めさせる原因
②国家はどれだけのパワーを欲しがるのか
1 ハンスモーゲンソー(人間性リアリズム)
①国家に備わっているパワーへの欲望
②最大限得られるだけ。国家は相対的なパワーを最大化し、最終的な目標は覇権達成にある。
2 ケネスウォルツ(ディフェンシブリアリズム)
①アナーキーな国際システムの構造
②持っているもの以外は求めない。国家は既存のバランスオブパワーの維持に集中している。
3 ミアシャイマー(オフェンシブリアリズム)
①同上
②最大限えられるだけ。国家は相対的なパワーを最大化し、最終的な目標は覇権達成にある。

中国の際限の無いパワー追求の姿勢を分析する際に参考になります。
ちなみに、中国の軍拡に関する最近の報道として下記のようなものがあります。

「軍事力強化のテンポ 中国の某造船所が7隻の駆逐艦を同時建造」中国網
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-08/22/content_29797300.htm
「中国のH-6K爆撃機、アジアのパワーバランスに影響」中国網
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-08/22/content_29792060.htm

ますます、日本との相対的な軍事的パワーの差が広がっていくようです。
なお、リアリズムの理論はそれぞれの国の性質(戦略文化など)というものをあまり考慮に入れていません。
そのため、中国の性質に対する分析が必要となります。
そこで参考になるのが、最近、出版されたエドワード ルトワックの『自滅する中国』
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4829505907
中国の攻撃的性質を理解するのに参考になります。
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by Imperialnavy | 2013-08-25 13:40 | 戦略インテリジェンス | Comments(0)


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