戦略とインテリジェンス

ijnavy.exblog.jp
ブログトップ
2014年 01月 18日

レベルによる情報源などの違い

Michael I. Handel,Intelligence and Military Operations,CASS,1990,p.27.

《主要な情報源》
◆戦術レベル 
•偵察と敵との直接接触
•捕虜の尋問
•通信傍受
•レーダー
◆作戦レベル
•偵察と敵との直接接触
•捕虜
•航空写真
•暗号解読、方位測定
•偵察衛星
•無人機、ドローン
◆戦略レベル
•高度のシギント
•ヒュミント
•偵察衛星
•同盟国との協力とオシント

《情報の信頼性の程度と消費期限》
◆戦術レベル
•非常に短い消費期限
•即時的行動に活用
•情報の信頼性は非常に低いか中程度に低い
◆作戦レベル
• 短い消費期限
•行動へのプレッシャーは強い
•行動に関する情報の信頼性は非常に低いか中程度に低い
◆戦略レベル
•中期か長期の消費期限
•即時的行動へのプレッシャーは弱い
•信頼性は中程度か高度

よくインテリジェンスの情報源のほとんどは公刊情報だ、などと言われることもありますが、ハンデルによれば、相手国軍事力の能力や意図などはシギントや偵察衛星などが主な情報源なようですね。従って、作戦・戦術レベルの分析担当者は、シギントやイミントといったテキントの分野に知悉する必要があるのでしょうね。また、上記にあるように、作戦・戦術レベルでは情報の消費期限が短く、実際の行動と密接にリンクしているので、戦略レベルのインテリジェンスとは大きく異なるインテリジェンスの体制が必要とされているということでしょう。なお、リーダーはこれらのレベルやその特徴をよく認識して、インテリジェンスの要求を出す必要があると思います。

 


 







[PR]

by Imperialnavy | 2014-01-18 13:35 | 作戦・戦術インテリジェンス | Comments(0)


<< イラン革命の予測になぜ失敗したのか      不確実性と公式化の程度 >>