戦略とインテリジェンス

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2013年 11月 16日

作戦・戦術インテリジェンスの特質

Michael I. Handel “Leaders and intelligence”(Intelligence and National Security Volume 3, Issue 3, 1988, pp.17-19).

・高い政治や戦略レベルの意思決定とインテリジェンス見積りは、それらが主に長い期間の傾向を扱うものであるがゆえに時間のプレッシャーを受けることは滅多に無い。
・他方、作戦と戦術のレベルでは、ほとんどの場合、短い期間の見積りであり、行動のための切迫したプレッシャーがある。
・作戦と戦術レベルでの決定は、月、週もしくは日単位で明らかとなる。
・作戦と戦術レベルのインテリジェンスでは、通常、定量化されたインフォメーションを扱う。指揮官は敵の戦力組成などに関する具体的なインテリジェンスを求める。

作戦・戦術インテリジェンスにおいては、時間のプレッシャーにかかわる特質を理解することが大事だということです。もし作戦レベルのインテリジェンスを求められているにもかかわらず、戦略インテリジェンスのような悠長な分析作業をしていると、いくら情報技術が優れていたとしても、これまでの記事で述べた「不確実性」「摩擦」といったものによって「腐り易い」作戦インテリジェンスの正確性は大幅に失われます。
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by Imperialnavy | 2013-11-16 23:32 | 作戦・戦術インテリジェンス | Comments(0)


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